信州の静かな里山 長野県 鹿教湯温泉 斎藤ホテル

　長野県の北東部にある飯山市は、北陸新幹線の停車駅の1つです。そして、長野県と新潟県にまたがる9市町村「信越自然郷」（飯山市・中野市・妙高市・山ノ内町・信濃町・飯綱町・木島平村・野沢温泉村・栄村）の玄関口として旅行者にとって利便性が高いエリアです。
　飯山といえば県内で最も低い千曲川沖積地に広がる飯山盆地を中心に、東に三国山脈、西に開田山脈、北西部に鍋倉山など豊かな自然に恵まれています。その美しさは高野辰之が作詞した『朧月夜』からもうかがい知ることができます。
　今回ご案内するのは厳寒期の飯山市です。日本有数の豪雪地帯として知られるだけあって、道路の両脇に寄せられた雪がまるで壁のようになります。あたたかな車内から外に目を向けるとどこまでも真っ白な風景が続き、信州でしか見ることができない雪景色を存分に観ることができます。

　毎年１月下旬から２月下旬の約１カ月間だけ登場する「かまくらの里」。飯山駅からさらに北に進むこと約15分、外様地区にあります。真っ白な雪原に大きなかまくらが20基以上も並んでいて、寓話の世界に迷い込んでしまったかのような不思議な感覚を覚えることでしょう。これができるのも1年のうち約４カ月が雪に覆われているから。暮らす人にとっては時に大変な積雪量も、観光資源としてうまく活用しているのです。
　ほかにも大雪の中でも快適に歩ける雪よけの屋根・雁がん木ぎ折りたたみバンブーラグ 4582117034346
　冬にしかできない体験を楽しみましょう。

　安曇野エリアの北部に位置する松川村。総面積470km²タジマ モバイルレベル160 シルバー ML-160S【送料無料】
　今回のメイン「安曇野ちひろ美術館」は、絵本作家・いわさきちひろと世界の絵本画家の作品を収蔵する絵本美術館です。建物の周囲には「安曇野ちひろ公園」が広がり、ここからも北アルプスを存分に眺めることができます。すぐそばには餓鬼岳を源とする乳川があり、清らかな水の流れも見ることができます。それにしてもなぜ「乳川」と名付けられたのでしょうか。餓鬼岳の東側面に、大きな２つの岩があります。その岩がちょうどお母さんの乳房の形に似ていることから「乳岩」と呼ばれ、そこからポトポト落ちる水が集まって流れていることから、乳川と呼ばれるようになったといわれています。

　「安曇野ちひろ美術館」ができたのは1997年、「ちひろ美術館・東京」の開館20周年を記念してつくられました。戦後、いわさきちひろの両親が開拓農民として松川村に住んだことがきっかけで、ちひろも幼いころからこの土地に慣れ親しんできました。
　この美術館では、子どもたちが人生で初めて訪れるファーストミュージアムとして楽しんでもらえるよう、親子で楽しめる展覧会や、安心して過ごせる館内設備が充実。もちろん大人だけでも満足できるちひろの作品や、お土産にも良いミュージアムグッズなど見所がたくさん。

　長野市の名所といえば、誰もが知っている「善光寺」。約1400年の歴史を誇る、日本唯一の無宗派の寺です。現在は丑うしと未ひつじの干支の年に開かれている「善光寺前立本尊御開帳」は、普段は絶対秘仏とされている一いっ光こう三さん尊ぞん阿弥陀如来像と同じ姿をした前立本尊を公開する儀式です。その右手に結ばれた金糸は、白い善の綱となって回向柱に結ばれます。ニュースや新聞で「柱に触れる人の姿」を見たことがある方もいるのではないでしょうか。回向柱のどこか一面に触れることで、前立本尊とつながり功徳が得られるといわれています。
　本来であれば2021年に開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で1年延期となりました。今回は期間を88日間に延長して「分散参拝」を促しながら、安心・安全な参拝ができるよう徹底しています。

　４月の善光寺門前は、日中は少しずつ暖かさが増していく時期です。また例年中旬には善光寺の東側に位置する城山公園周辺の桜が見頃を迎えます。街路樹の若葉も少しずつ大きくなりだし、街なかを散策するだけでも楽しいことでしょう。
　また善光寺へと通じる仲見世には長野の郷土料理の一つ「おやき」や、地元の味噌屋さんによる「味噌ソフトクリーム」など、食べ歩きできる軽食やスイーツがあちこちで販売されています。参拝と合わせて仲見世のお店もお楽しみください。
　このツアーでは「善光寺」のみのご案内ですが、4月2週目以降の土曜日と29日は「北向観音」にもご案内します。北向観音は全国的にも珍しく、本堂が北側を向いています。南向きに建立されている善光寺と向かい合うようにしていることから、両参りをするとより良いご利益があるといわれています。お時間がある方は、ぜひ両方のツアーにご参加ください。